
KUBO USUKI は、日本の伝統的な空間に見られる柔らかな色調から着想を得た、アイボリーラッカーダイヤルによって「深さの美」を表現した一本です。
KUBO(窪)という名は、「窪み」や「凹み」を意味する日本語の「窪」に由来しています。日本建築や伝統工芸において、こうした微細な高低差は、その形状そのものではなく、そこに生まれる陰影や空気感によって価値を見出されてきました。KUBOは、表面から浮かび上がる要素ではなく、その下へ静かに沈み込む要素によって個性を表現するコレクションです。
その象徴となるのが、4時と5時の間に配置されたスモールセコンドです。一般的なスモールセコンドに見られる秒目盛りはあえて設けず、時間を計測するための表示ではなく、文字盤全体の調和の中に存在するひとつの造形として設計されています。光の当たり方によって窪みの中に繊細な影が生まれ、その奥行きが少しずつ姿を現します。
繊細なヘアライン仕上げが施された立体的なアラビアインデックスは、ラッカー仕上げの滑らかな文字盤の上に浮かび上がり、質感と光沢の美しいコントラストを生み出しています。窪みを持つスモールセコンドとともに、装飾ではなく「奥行き」によって構成されたダイヤルデザインを形成しています。
アイボリーラッカーの穏やかな表情に対し、熱処理によって青く染められたスモールセコンド針が控えめなアクセントを添えています。その組み合わせは静かで落ち着いた印象を与えながら、見るほどに表情の変化を感じさせます。
秒針のカウンターウェイトには、KIWAME TOKYO ASAKUSAを象徴する雷門の屋根をモチーフとした意匠を採用しています。時分針には蓄光塗料を塗布し、さらに3時・6時・9時・12時位置には控えめな蓄光アクセントを配置。昼間の端正な印象を損なうことなく、暗所での視認性にも配慮しています。
ケースサイズは37mm。ケース本体の厚みは9.5mm未満に抑えられ、ドーム型サファイアクリスタルを含めた総厚は10.7mmに設計されています。縦方向のヘアライン仕上げが施されたフラットベゼルは、クラシカルなドレスウォッチの上品さにフィールドウォッチ由来の実用性をさりげなく加えています。ムーブメントにはMIYOTA 82S5自動巻きを採用。ドレスウォッチに求められる美しさと、日常使いに必要な信頼性を兼ね備えています。
・KT301 時計
・保証カード
・マニュアル説明書
・日本製 ミヨタ Cal.82S5 自動巻ムーブメント(調整済み)
・内面無反射コーティング(AR)付きサファイアクリスタル
・316L ステンレススチールケース
・プッシュプルクラウン
・イタリア製 本革カーフレザーストラップ(クイックリリース仕様)
・防水性能:3気圧 / 30メートル
・直径37mm
・厚み9.3mm(ガラス含み10.7mm)
・ケース全長45mm(lug-to-lug)
・ストラップ幅20-16mm (ラグ-バックル)
・手首周り 16cm〜21cm に対応